初期伊万里鶏唐草文輪花紅縁五寸皿
初期伊万里鶏唐草文輪花紅縁五寸皿

初期伊万里鶏唐草文輪花紅縁五寸皿

初期伊万里 前期藍九谷
江戸前期、1640〜1650年代前後
D14.1㎝ H2.3㎝(2.6) 紅ホツ有
他に4枚、ALL SOLD
:
最近は初期伊万里と呼びますが、正確には前期藍九谷五寸皿です。
珍しい鶏の紋様です。
鶏の立ち姿が凛々しく、羽の紋様も細部まで描かれています。
輪花縁二重線描唐草、シンプルな裏唐草文、二重角福銘も魅力です
:
初期伊万里から古九谷様式過渡期の五寸皿、
厚めの生地、青みを帯び、ふんわりした釉薬は初期伊万里、
器形は古九谷様式、高台は広くなっています。
釉溜や指跡は初期伊万里の特徴です。
:
少し大きめの紅ホツ2箇所は完璧な金継ぎ、
小紅ホツは金継ぎ無、
紅縁金継は紅縁に馴染み目立たなくなります。
:
Condition
:
紅縁側面に巾17X8㎜金継、表は巾16X3㎜
紅縁厚から内に巾10X1㎜金継、裏は微か
(側面金継下に1㎜弱の釉アタリ)
紅アタリは4㎜、2㎜弱、極小紅アタリ3ヶ所
紅縁から裏に極薄いホツ7ヶ所、
巾5㎜,3㎜,2㎜,2ヶ所、1㎜弱4か所
(共にかろうじて爪にかかる程度、許容範囲内)
:
キズではありませんがご確認下さい
:
紅縁側面に巾40㎜程の釉下シワ
見込に1㎜強の釉切凹
極小灰振•釉切•凹凸•ムシクイ•濃淡滲気味多少
:
江戸初期に日本初の磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
最初の伊万里を初期伊万里と呼びます。(1610年代)
初期伊万里の大きな特徴は、小さな高台、厚のある器形です
初期伊万里は生掛けで作られています。
(成形後乾燥、素焼無で絵付、乾燥後釉薬を掛け窯に入れる)
ふんわりとした暖かみのある仕上がりです。

PAGE TOP