藍柿右衛門
江戸前期、延宝期前後、1670年代前後
D20.5cm(20.2) H2.6㎝(2.7)
ジカンレベルのニュー多少 SOLD
詳細はお問い合わせ下さい
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巣のリフォームに忙しく飛び回る妻(⁈)
くつろいでいる夫(⁈)
小言を言う妻、
ちょっとムッとした夫、
勝手に想像してしまう、面白い図です
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竹と雀は人気の文様、江戸を通じよく描かれています。
竹とツバメ、かなり少ないです。
渡り鳥は季節を限定するから?
鳥文様のアレコレ、調べてみると面白いかも、です。
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見込に竹燕、絶妙な余白、薄濃濃淡で丁寧に
縁圏線に渦文風、捻紅縁仕上げ、
可愛い草花の裏文様、高台二重圏線
古九谷様式から柿右衛門様式への過渡期の作品です。
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藍柿右衛門、藍九谷、どちらの分類でも正解です。
延宝期前後、色々な様式が混ざり合う面白い時代です。
(盛期伊万里、関和夫著、NO 105 掲載同手)
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延宝期は柿右衛門様式が確立した時代、と言われています。
過渡期には藍九谷、藍柿どちらに分類?多数あります。
典型的な柿右衛門様式の藍柿の類似文様もあります。
比較すると面白いと思います。
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Condition
*紅縁の釉下ジカンの様なニューについて
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極薄い釉下ニュー、ジカンレベル、5~8㎜、14箇所有
(表裏に通るが爪にかからずダメージほぼ無)
(側面は短め、気にならない方にオススメ)
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*キズではありませんがご確認戴きたい詳細
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紅縁側面にはば5㎜x2㎜の釉切凹有、画像参照
(成形時の凹、後世のキズ凹ではない)
(表からは紅縁の微かな凹、目立たず)
見込に釉溜・極小灰振・薄い灰振・微かな凹凸多少
紅縁に紅斑濃淡•凹凸•ムシクイ多少
極小灰振•釉切•シワ•呉須散濃淡漏•凹凸多少
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呉須の発色は彩度を少し控えた上品な色です。