藍柿右衛門番い雁網干桜花並鍔縁七寸皿
藍柿右衛門番い雁網干桜花並鍔縁七寸皿

藍柿右衛門番い雁網干桜花並鍔縁七寸皿

¥50,000

藍柿右衛門
江戸中期、延宝〜元禄期、1680-1700年代前後
D19.9㎝ H3.2㎝(3.3) 小金継有
詳細はお問い合わせ下さい。
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昔々…染付の柿右衛門、
藍柿右衛門を初めて手に取った時、
あまりの美しさに圧倒されました。
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精製された綺麗な土、
綺麗な土にすーと入りぴったり馴染む上手の釉薬、
よく考えられたお洒落な構図、
細い筆で描かれた繊細な文様、
薄ダミ濃淡の絶妙なバランス、
綺麗な磁体から、ふわっと呉須文様が浮き上がる、
でも何処か….
完璧に見える仕事の中に、ふっと抜ける様な何かが….
可愛さ?みたいな魅力、藍柿にはあります。
(完璧は時によって疲れることがある様な…)
:
Shibata_Collection PART②  NO561 同手掲載
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つがいの雁の子育ての始まりかな?
良い場所を奪われない様に威嚇している?
葦の繁った水際、向こうに網干、
見込二重圏線、
濃淡の可愛い桜花を並べた輪花鍔縁、
二重線描唐草の裏文様、
高台二重圏線に大明成化年製裏銘、
薄ダミの技術は完璧、上がり発色も最高に綺麗です。
春、桜の頃飾りたくなりそう、です。
呉須色はもう少し紫が入る感じかな⁈と思います。
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金継はプロの方に依頼されています。
(極薄い削げは未処理、目立たない)
ニューはありません。
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Condition
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口縁厚から内に巾12×5㎜金継、裏巾3×1㎜
口縁厚から内に巾6×3㎜金継, 裏巾5㎜,微かに見える程度
口縁厚に巾7×2㎜金継、裏は巾6㎜,微かに見える程度、
口縁厚に巾2㎜弱の極薄削げ、微かな凹程度、目立たず
(画像参照)
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*キズではありませんがご確認戴きたい詳細
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口縁厚に成形時の凹有、傷ではなく目立たず、画像参照
口縁に極小ムシクイ•灰振•釉切•凹凸多少、画像参照
(口縁厚部の釉は薄め, 極薄煙気味, 目立たず許容範囲内)
極小灰振•釉切•使用による釉スレ•凹凸多少
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金継は?
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室町時代に始まったと言われています。
大切な器を使う為のお直し、継承された文化です。
また他に、焼き継ぎ直しもありました。
ガラスを溶かし低温の窯に入れ接着する方法、
江戸時代、
焼継が流行り新しい器の売上げの邪魔をした時期があったとか….
(明治末には焼継師は見かけなくなった様です)
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柿右衛門のおさらい、初めての方の為に….
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当時の柿右衛門作品は、個人の作品ではありません。
それぞれの分業を完璧にこなす熟練職人達の作品です。
彼らの最高の技術は海の向こう、ヨーロッパ貴族達を虜にしました。
柿右衛門ブームです。
色絵柿右衛門だけではなく、藍柿を含む沢山の伊万里が海外に輸出されました。
伊万里を飾り、また使い食卓を飾るブームが始まりました。
ヨーロッパのお城には現在も多く飾られています。

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