藍九谷香合
江戸前期、寛文期、1650〜1660年代前後
L約90㎜ W約35㎜ H約25㎜ 欠損金継•釉下ジカン SOLD
詳細はお問い合わせ下さい
:
手のひらからそっと、小鳥の香合、カワイイ‼️
最近評判の伊万里に小鳥の香合を注文しました。
届いたばかりで初お披露目です。
期待以上の出来上がりです。
とても気に入っています。
当時のそんなやりとり、聞こえますか⁈
:
ちょっと首を傾げて、なに⁈
人馴れしたかわいい表情
きりっとした嘴、優しい目、
羽左右の凹凸、くっと上がった羽先
薄濃濃淡で繊細な羽文様を完璧に仕上げています。
藍九谷特有のしっとり釉薬、やっぱり手に馴染みます。
:
後ろ姿も最高に可愛い、
ふっくらした頭と胴、
重ねた羽と羽先は”休め“のリラックス姿勢⁈の様です。
魅力溢れた小さな鳥形香合、です。
:
日本初の磁器、伊万里、
江戸前期の染付古九谷、藍九谷、
藍九谷を含む古九谷は、
当時の富裕層、お茶を嗜む人達から大量の注文を受けた様です。
鎖国の時代、待望の国内産磁器だったと思います。
富裕層の大きな需要が、古九谷の急速な発展を可能にしました。
良い物も売れなければ作れません。
売れれば更に作る、
大量に作れば、技術向上や人材育成も、
江戸前期に海外輸出も可能な窯業産業が始まりました。
:
金継は完璧です。プロの方に依頼しました。
本来の形に近い形状になっていると思います。
室町時代に始まった、
と言われている金継は大切な器を使う為のお直しです。
次世代に継承したい技術、文化では、と思います。
:
Condition※
:
欠損金継巾5×13㎜、脇に1㎜の金押え有
甘手によるジカンは釉下で収まり表面にダメージ無
(蓋は、側面合せ部周囲半分程、羽先裏の8割程)
(身は、内側見込に集中、側面は高台上部付近に集中)
(1〜15㎜、甘手特有の極薄い黄染多少、画像参照)
身外側の合せ部厚に極薄い削げ凹2㎜程、2箇所
(無釉部の微かな凹、ダメージ無、画像参照)
:
キズではありませんがご確認戴きたい詳細
:
合せ部に極小ムシクイ•凹凸•釉切多少
極小灰振•釉切•凹凸•濃淡斑多少