盛期鍋島柘榴花文五寸皿
盛期鍋島柘榴花文五寸皿

盛期鍋島柘榴花文五寸皿

盛期鍋島五寸皿 N-23-0320
江戸中期、享保期、1710-1730年代前後
D15.0㎝ H4.2㎝ BD8.0㎝
金継•見込ニュー有
詳細はお問い合わせ下さい
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初めての盛期鍋島、オススメ、です😄
鍋島は遠い存在⁈
藍鍋島だと..
ちょっと難があったりだと…
元禄•享保の最後の盛期だと…
近〜くなってきた‼︎ ですね‼︎
:
器形の違う同文様が鍋島の図録に掲載
:
描き方が違うのかな?
鍋島は文様がググッと迫ってくる感じ
綺麗な土にゾクっとしたり
盛期定番七宝文にナットクしたり
丁寧に描かれた櫛高台にスゴッと感じたり
ちょっと浅めの器形に元禄の後、と思ったり…
春の忙しい一日、でした。
:
柘榴の花が次々と
柘榴の花は薔薇の様、
この秋、大きな実でいっぱいになりそう
側面に盛期定番の七宝繋文、
高台圏線に櫛高台、
ちょっと浅めの碗型、
享保期前後の盛期鍋島五寸皿です。
:
窯中、舞う小石がついてしまった⁈
温度の不具合で釉が完全燃焼しなかった⁈
伸縮の不具合で見込にヒビが入ってしまった⁈
色々難有、になってしまった様です。
でも…さすが鍋島、魅力はしっかりキープです
:
盛期鍋島は、難有全て破棄では⁈
そうではなかった様です。
材料費も高額、採算を度外視、
そんな器だからこそ、藩内で条件付で販売していた様です。
(藩内から出さない、とか…)
そんな器だからこそ、欲しがる方も多いのでは⁈
(将軍様の器ですもの、想像できそうです)
:
Condition
口縁厚から内に巾5×4㎜の金継有
(側面にはほぼ出ず、画像参照)
見込に130㎜程のニュー有、画像参照
(窯傷から派生⁈後世の物とは考えにくい)
(表裏ニュー脇に薄い釉スレ多数、段差の修正⁈)
(見た目にはあまり目立たず、裏高台に薄変色多少)
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キズではありませんがご確認下さい
:
見込に白い小石が多数、画像参照
ニューは、
口縁下3㎝の7時方向〜1時方向の口縁手前2㎝迄
(金継の近く、7割程爪にかかる、画像参照)
(裏側のみ金継、金継はしっかりしている)
極小灰振•釉切•凹凸多少
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鍋島についての復習⁈念の為
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鍋島は、
1650年前後に始まり徳川家に幕末期まで献上されました
鍋島の変遷を大きく分けると…..
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形式がまだ確立されないまま作られた古鍋島
(1650-1670年代前後、最近の研究でもう少し遡る説有)
形式が確立され最高の技術で作られた盛期鍋島
(1670-1730年代前後)
享保の改革、倹約令で色鍋島が作れず染付の藍鍋島に限定された後期鍋島
(1750年前後-1850年前後)
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最近は後期鍋島の研究が進み前半•後半で分類されている
*1750年前後-1800年前後の後期鍋島を中期鍋島
*1800年以降から幕末期迄の後期鍋島を“後期鍋島”と分類する事もある
:
Nabeshima, Dish, Pomegranate Flower
MiddleEdoPeriod, Kyouhou era, 1710-1730
D15.0㎝ H4.2㎝ BD8.0㎝ ¥110,000-
Kintsugi, Cracks, About 130㎜
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