江戸ガラス幕末明治期グラス大振
江戸ガラス幕末明治期グラス大振

江戸ガラス幕末明治期グラス大振

江戸ガラス
江戸後期〜明治期 1850-1880年代前後
D5.9㎝、BD4.2㎝、H10.9㎝、W140g
小さなアタリ•削げ多少 SOLD
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このガラス色付⁈
無色透明です
金縁になってる⁈
含まれた鉛が光に反応し金色に見える様です
鉛が入ってる⁈
ワイングラスや切子ガラス、シャンデリアと同じです
指で弾くと澄んだ音、金属音が長ーく鳴ります
一般的なガラスと比べ透明度、屈折率が高いのが特徴です
光に美しく反応する事からジュエリーにも使われています。
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大振の江戸ガラス杯
容量はなみなみで70cc強、1㎝手前で60cc
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上部は吹きガラス、口縁を切る仕上げ
下部は型吹きガラス、後に上下をくっつけて完成
鉛ガラスは水晶の様にしっとりしたガラスです
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Condition
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口縁にカット時の極小凹凸、使用によるアタリ多少
下部上角に巾5×5㎜の削げ、巾2㎜の極薄削げ
下部下角に製作時の小凹凸、1〜2㎜前後の極小アタリ多少
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※キズではありませんがご確認下さい
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下部底部中央が微かに高め、座りに支障無
(駒のように回る、座りにガタツキ無、画像参照)
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江戸ガラスの製造は1710年代に始まった、
と言われています。
(製造の始まりは今後研究によりもっと遡る可能性有)
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江戸ガラスは鉛ガラスです。
(明治ガラスとの違いは鉛の含有量によって分類)
(江戸ガラスは明治10年代迄製造)
(鉛の含有量が多く、指で弾くと金属音が長く響く)
(明治に作られていても、鉛含有量で分類)
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江戸ガラスの歴史は分からない事が多いです。
オランダから輸入されたガラスを見本に、
江戸初期には長崎で製造が始まった、
という説もありますが、確証がありません。
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「和漢山才図会」(1713年)に江戸ガラスの記述があり、
長崎からの技術で大阪でも製造が始まった、
という記述があります。
江戸ガラスの歴史が早く明確になればと思います。
今は、江戸ガラスは、
享保期1730年代前後から、明治の初め迄が通説です。
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サントリ-美術館の薩摩切子を含め江戸ガラス所蔵品はすごいです
また、
神戸市立博物館の薩摩切子中心の江戸ガラス所蔵品も最高です。
機会があれば是非ご覧ください

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