柿右衛門唐草花文盃ぐい呑み
柿右衛門唐草花文盃ぐい呑み

柿右衛門唐草花文盃ぐい呑み

濁し手柿右衛門
江戸中期、元禄期、1680-1700年代前後
D6.6cm H4.5㎝ 完品 SOLD
詳細はお問い合わせ下さい。
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濁し手柿右衛門の盃、
高い‼︎ といつも思うけど….なぜ⁈
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当時、国内外で大人気の濁手柿右衛門、
真白な磁器製作は、かなり高リスクだった様です。
(製作成功率は、2割に満たない時もあった⁈)
(磁体の白さは土の配分、強度との戦いだった⁈)
真白な濁手柿右衛門、少ないはずです。
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でも….そのお陰で….
古伊万里様式の豪華な器、色絵が誕生したと考えられます。
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古伊万里様式、て何⁈
最盛期伊万里には、最上手の色絵、型物、
と呼ばれる色絵伊万里があります。
型物は一定条件の型(文様・器形)に収まった最上手物、
とお考え下さい。
(染付磁器に金彩や朱•緑•黄色等で豪華な文様を描く)
美術館で見かける五艘船鉢、琴高仙人鉢、荒磯文等、
有名です。希少です。
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この型物に準じた上手を準型物、と呼んだりします。
また、他の色絵上手を含め、古伊万里様式といいます。
金襴手と、呼ぶこともあります。
(基準が明確でない便利な言葉ですが….)
(濁し手柿右衛門とはかなり違います)
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輸出終了後、伊万里の色絵は、
古伊万里様式が主流となりました。
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黒で縁取り、朱•群青•緑を加彩、
透明感のある釉が白い磁体に密着している感じ、
濁し手柿右衛門、やっぱり綺麗です。
色スレも気にならない程度、
濁し手柿右衛門の魅力、なるほど‼︎ です。
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薄作りで軽く口当たりは最高‼︎です。
重さ45g、溢れそうなみなみで75cc、
控えめ1㎝手前で50cc、
お気に入りの日本酒、更に美味しくなります。
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Condition
見込に灰クッツキ有、2㎜、1㎜弱
極小色スレ•色無•色剥離•濃淡斑多少
(特に黒縁取り、自然で気にならない程度)
(拡大画像をご希望の方はお申し付け下さい)
極小灰振•釉切•ムシクイ•凹凸
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延宝〜享保期前後に生産された伊万里の一部、
高級品が柿右衛門です。
柿右衛門の中の希少な柿右衛門が、濁し手柿右衛門です。
ヨーロッパの柿右衛門ブームでヨーロッパでの磁器生産が始まりました。
濁し手柿右衛門のデザインを模写した各国の柿右衛門、
美術館の比較展、とても興味深く面白いです。
開催があればぜひご覧ください。
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当時の柿右衛門作品は、個人の作品ではありません。
それぞれの分業を完璧にこなす熟練職人達の作品です。

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