柿右衛門
江戸中期、元禄期、1680-1700年代前後
D15.2cm H2.7cm 小ホツ・ジカン有 SOLD
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かわいい柿右衛門 あるんですね!
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柿右衛門定番の唐獅子牡丹、何故か可愛い印象、なぜ
鍔縁の小さなお花が可愛いから
ふんわり優しい輪花縁だから
ふわっと五寸皿を浮き上がらせる足付だから
小さな灰振りで緊張感がちょっと和らいだおかげ
お洒落に使ってみたい….の方にお勧めです
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元禄期柿右衛門の脚付五寸皿
見込に大きな唐獅子と牡丹
鍔縁に小さな花の連続文様
黒朱で縁取り、朱群青緑金彩を加彩
優しい輪花鍔縁、裏は無文、
鍵型脚に溜まった釉薬、透明感があってとても綺麗です。
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平向付として足付皿は流通しました。
贅沢な一品を少しだけ…だったと思います。
薄くて軽くて使いやすい器です。
本来の目的、生活の中でお使い戴ければ、と思います。
300年程前の器が現代の食卓に、最高です
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Condition
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鍔縁厚から裏に巾7×7㎜樹脂押有、画像参照
(表は微かに見える程度、共直しを取り除きました)
裏側に釉下の極薄い35㎜弱のジカン有
(キズではなく表に通らずダメージ無、画像参照)
高台に巾6×3㎜薄い削げ、1〜2㎜弱の薄いアタリ多少
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*傷ではありませんがご確認戴きたい詳細
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裏のみ少し焼成温度が低く仕上がった様です
(高台中のみ釉溜一部が黄色に変色気味、画像参照)
極小クッツキ灰振釉切多少、画像参照
使用による極小色スレ多少、特に朱群青
小さな釉下シワ•濃淡斑•描き損じ•ムシクイ•凹凸多少
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延宝から享保期前後に生産された最盛期の伊万里は当時の
高級品でした。
殆どの日本人が陶磁器の存在さえ知らなかった時代です。
(当時庶民の器は木製漆器、陶器が主流)
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当時の柿右衛門作品は、個人の作品ではありません。
それぞれの分業を完璧にこなす熟練職人達の作品です。
彼らの最高の技術は海の向こう、ヨーロッパ貴族達を虜にし
ました。柿右衛門ブームです。
色絵柿右衛門だけではなく、藍柿を含む沢山の伊万里が海外
に輸出されました。
伊万里を飾り、また使い食卓を飾るブームが始まりました。
ヨーロッパのお城には現在も多く飾られています。