古九谷五寸皿 K-24-0411 ALL SOLD
江戸前期、寛文期、1650-1670年代前後
D15.0㎝(15.1) H2.0㎝(1.9) 完品
他に完品4枚、上がり発色は色々、
詳細はお問い合わせ下さい。
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何か不思議な物見つけた⁈
淡い緑の藻の脇、おとぼけ顔の魚が二匹
大きな魚の罠じゃないの⁈
近づかないで!そ〜と離れて!気を付けて!
ぼんやり魚の海底絵日記、でした😄
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江戸前期寛文期の色絵なので古九谷、
でも色彩は初期柿右衛門、初期赤絵に近い感じも少し..
あれっ、ぼんやり魚のヒレにちょこっと金彩が..
他のところに無いし、金彩跡も無い..
珍しいね⁉︎ 面白いね⁉︎
古九谷の時代は、色々な技術が生まれ淘汰され..
実に興味深い、です。
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淡い藻の脇に、ぼんやり魚、
大きな海底をイメージ⁈
唐草と花を控えめに描いた青い輪の帯を
重ね焼の跡に描いています。
縁周りも裏も白磁、
すっきりシンプルに仕上げています。
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重ね焼は登窯にたくさん伊万里を入れる為の工夫です。
見込周りに砂の様な物を撒き、高台に合わせて重ねる、
窯から取り出して文様を描き再度登窯に、
今も昔も、燃料費節約は大変だったんですね😄
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小さなクッツキや灰振、
朱魚の濃淡ムラやスレ、重ね焼部の荒れ等多少ありますが、
上がり発色は許容範囲内で収まっています。
古九谷のこの手も一枚、
気軽に使えて、ちょっと面白いコレクションにも..
お勧めです。