前期藍九谷
江戸前期、1640~1650年代前後
D21.9㎝(22.0)H3.2㎝(3.3)完品
詳細はお問い合わせ下さい。
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出会う度に買いたくなる初期伊万里、て、あります!
特に何がある訳じゃないけど…
見てると…触ってると….なんとなく…ほっこりして…
過去20年は変わっていない様な….
ふんわりほっこり気分になった人、にお勧めです!
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葦と雁、江戸を通じて伊万里の人気文様、
鎬輪花縁、実寸より更に大きく見えます。
青みを帯びた優しい釉がたっぷり、
しっとりした器に仕上げています。
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角度を変えて飾ると…
印象が全く違って見えます。面白いです。
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最近は初期と呼びますが、正確には前期藍九谷、
初期伊万里の流れが残る最後の初期伊万里です。
高台は二分の一高台、
最初期の初期伊万里より少し薄めの七寸皿、
素朴な絵、深みのある呉須、
青みを帯び透明感のある釉薬の指跡や釉溜、
美しく洗練された磁体、器形、
最後の初期伊万里にふさわしい最高の仕上がり、です。
裏銘は二重渦福です。
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初期伊万里誕生からほんの30年程後、
同じ地で、日本初の色絵磁器、古九谷が誕生しました。
驚異的な進歩を遂げた理由の一つは
政変により国を追われた中国磁器職人たちの来日でした。
官民合同の窯業産業確立に、彼らは惜しみなく技術を伝授しました。
1640年代、染付を含み、伊万里の急激な進歩は、
中国技術と日本人の高い学習能力の成果だった様です。
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Condition
*キズではありませんがご確認戴きたい詳細
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高台畳付から内に極薄い10㎜シワ、凹凸2箇所有
(成形時のシワ、無釉部、ダメージ無)
輪花縁厚部に極小•釉切•ムシクイ多少
左右全高差多少、水草部が少し高め、画像参照
(畳付がつく状態で手前後に紙1枚の隙有)
(手前後を強く押し微揺れ、薄ランチョンマット使用で解消)
極小灰振•釉切•凹凸•濃淡多少