初期伊万里白詰草帆船七寸皿
江戸初期、1630-1640年代前後
D19.9㎝ H4.5㎝(4.2) 完品 SOLD
詳細はお問い合わせ下さい
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なぞなぞ⁉️大きなクローバーと帆船⁉️
江戸初期生まれの初期伊万里さんからの出題です。
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古染写しではない⁈
初期伊万里の図録にも無い⁈
文様の意味、解りませんでした。ごめんなさい🙇♀️
そこで….
色々調べて、想像してみました😊
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♣︎は、正式名称を白詰草(シロツメグサ)、
収穫の終わった田圃で見かける可愛いレンゲ花の葉です。
ヨーロッパ、北アメリカ原産、野原や空き地に咲く多年草、
牧草や果樹園の下草、また蜂蜜にも…
西洋では咳止めの生薬して使われている様です。
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♣︎はいつ日本に上陸⁈
江戸時代、オランダからの荷物に、クッション代わりの詰め物として入ってきた様です。
シロツメグサ、そのまんま、ですね😄
江戸幕末期、オランダから献上されたガラス製品の箱の中、乾燥したシロツメグサが詰まっていた記実があります。
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と、いう事は….
江戸初期、交易のあったオランダからの荷物の中、
♣️が入ってきた⁈
と考えられますよね⁈
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と、いう事は….
江戸の鎖国時代でも、伊万里の職人さんが、
野原いっぱいに咲く可愛い♣︎が、
帆船に揺られ、遠い海の向こうからやってきた‼️
という物語を描いた、と考えられそう、
ロマンチックな職人さんのお話、という事にしました🤗
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ざっくり、シンプルな初期伊万里七寸皿、
のんびりゆったり進む帆船、
帆船の荷物には沢山の白詰草も詰められています。
空に⁈海原に⁈ 浮かぶ大きなクローバー、
白抜技法が幻想的な雰囲気を、
♣️への愛おしい気持、じーん‼︎ 感じます😊
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どこまでも続く海原と空を余白で、
裏は無文、三分の一高台、
青みを帯び透明感のある釉薬、
指跡や釉溜がふんわり、いい感じです。
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百間窯の上手初期伊万里は最高ですが、
シンプルでざっくり、謎の多い初期伊万里もいいかも⁈
と思います。
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Condition
*キズではありませんがご確認下さい
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左右全高差多少、画像参照
(畳付がつく状態で高台後側に紙1枚の隙有)
(後を強く押し微揺れ、薄いランチョンマット使用で解消)
表側に、5㎜程のクッツキ6箇所程有
表裏に1〜5㎜程の釉切•凹凸多少
極小灰振•釉切•凹凸•釉スレ•濃淡•ムシクイ多少