藍九谷陽刻葉文白抜渦地紋紅葉散葉形変形皿
藍九谷陽刻葉文白抜渦地紋紅葉散葉形変形皿

藍九谷陽刻葉文白抜渦地紋紅葉散葉形変形皿

藍九谷変形皿平向付 K-24-0510 SOLD
江戸前期 寛文〜延宝期、1660〜1670年前後、
D17.1×14.7㎝. H3.2㎝(2.8) ホツニュー有
詳細はお問い合わせ下さい
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蜘蛛がいなくてよかった〜!
:
同じ形で、裏の櫛高台裏文様も同じ、
表の大きな葉文陽刻白抜き、構図も同じなんだけど…
なんと数本の蜘蛛糸と、大きな蜘蛛と糸上の小さな虫、
が描かれているんです。
(SHIBATA COLLECTION パート7、No278)
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蜘蛛なんて..
盛期鍋島にも同デザインの蜘蛛の巣を描いた物もあります。
(器の域を超えて..違う世界に..かな?)
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キズがあっても気にしない!
珍しい文様とこの形、いつもびっくり藍九谷!
そんな方にオススメ、です!
:
金継をご自分でされる方には、特にオススメ、です。
この藍九谷を手にとる未来の誰かさん、
きっとこの驚き、守りたい気持ちも、
しっかり伝わると思いますます!
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ご紹介の変形皿、平向付は、寛文期〜延宝期の藍九谷変形皿、
(柿右衛門様式の混ざった藍九谷、という印象)
重ねた大きな白い葉は、陽刻と縁取り、
渦地紋に白抜紅葉散、(池に浮かぶ紅葉かな?)
片身に大きな葉を形取る大胆な変形皿、
最高にお洒落です。
少し高めの櫛高台、側面に唐草、
土、釉、呉須も最高の物を使っています。
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古九谷の時代は、
様々な様式が混ざり合う面白い時代です。
今回の藍九谷は、
古鍋島柿右衛門古九谷の要素を少しづつ..という印象です。
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古九谷の時代は、創成期の初期伊万里のすぐ後、
様々な技術や様式が生まれ、淘汰された興味深い時代です。
鍋島の様な藍九谷、柿右衛門の様な古九谷、
今でも色々な物、時々見かけます。
面白い時代なんです。
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Condition
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口縁厚から裏に巾8×6㎜のホツから極薄ニュー15㎜有
(ニューはかろうじて爪にかかる程度、画像参照)
(表からは巾4㎜程の凹程度、あまり目立たず)
口縁葉先厚に巾3㎜弱のアタリ有、画像参照
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*キズではありませんがご確認下さい
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畳付がつく状態で右角に1㎜の隙有、画像参照
(右を押し揺れ、それなりに安定、薄ランチョンマット使用で解消)
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口縁に極小ムシクイ・釉切・凹凸多少
葉部に窯中の1㎜強の灰クッツキ有
渦文様に濃淡滲気味部多少、薄ダミの許容範囲
極小灰振・クッツキ・釉切・シワ・濃淡・凹凸・釉スレ多少

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