江戸ガラス
江戸後期(1730年〜1800年代前後)
D10.5㎝ BD12.0㎝ H6.3㎝(9.5蓋付)
完品 SOLD
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図録に必ず登場する典型的な江戸ガラス、
吹き型ガラス七宝繋文蓋物です。
胴径が約12㎝、高さ約10㎝弱、
ふっくらした丸い形が可愛いです。
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身・蓋共に文様はくっきり出ています。
花びらをアレンジした七宝文を全体に、
蓋見込に可愛い花、
透明ですがちょっと黄色を帯びています。
江戸ガラスは、少し黄色ぽくなる事が多いです。
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江戸ガラスの製造は1710年代に始まった、と言われています。
(製造の始まりは今後研究によりもっと遡る可能性有)
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江戸ガラスは鉛ガラスです。
明治ガラスとの違いは鉛の含有量によって分類されています。
(江戸ガラスは明治10年代迄製造されました)
鉛の含有量が多く、指で軽く弾くと金属音が長く響きます。
いい音色です。
(実際には明治に作られていても、江戸ガラスの鉛含有量で分類)
鉛ガラスの独特な魅力を感じていただければ嬉しいです。
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サントリ-美術館の“びいどろ・ぎやまん・ガラス“
瓶泥舎所蔵展の図録11Pに同手が紹介されています。
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江戸ガラスの歴史は分からない事が多いです。
オランダから輸入されたガラスを見本に、
江戸初期には長崎で製造が始まったという説もありますが、
確証となるものがありません。
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「和漢山才図会」(1713年)に江戸ガラスの記述があり、
長崎からの技術で大阪でも製造が始まった、
という記述があります。
江戸ガラスの歴史が早く明確になればと思います。
今は、江戸ガラスは、
享保期1730年代前後から、明治の初め迄が通説です。
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サントリ-美術館の薩摩切子を含め江戸ガラス所蔵品はすごいです
また、
神戸市立博物館の薩摩切子中心の江戸ガラス所蔵品も最高です。
機会があれば是非ご覧ください。