初期伊万里
江戸初期、1630〜1640年前後
D15.1㎝(15.0) H3.3㎝(3.2) 金継有
他2枚、ALL SOLD
詳細はお問い合わせ下さい。
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珍しい紋様の初期伊万里
全面に三種の文様、
白抜の可愛い花、お洒落な工字繋文、野風景を風と共に、
三文様の繋がりは不明です。
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綺麗な土、上がり発色も綺麗です。
呉須発色は彩度を少し抑えた落ち着いた色、
初期特有の優しい釉溜り、指跡もいい感じです。
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江戸初期に日本初の磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
最初の伊万里を初期伊万里と呼びます。(1610年代)
初期伊万里の大きな特徴は、小さな高台厚みのある器形です
初期伊万里は生掛けで作られています。
(成形後乾燥、素焼無で絵付、乾燥後釉薬を掛け窯に)
後の時代、柿右衛門様式の伊万里と異なりふんわり、
暖かみのある仕上がりです。
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始まったばかりの生産技術は当然未熟でした。
轆轤の使い方、呉須や釉薬の精製方法、登り窯の温度調整等、
初めての事ばかりで大変だったと思います。
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窯中、呉須の発色の不具合、釉薬と磁体の伸縮の不具合、温度調整の不具合で煙が入ったり、器形に歪みが出たり・・・等々。
ただ、日本初の磁器生産に対する職人たちの強い気持が
初期伊万里の魅力になっています。
蒐集家を虜にした初期伊万里の魅力を感じて戴ければ嬉しいです。
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口縁厚から内に巾11㎜x3㎜の金継
(側面は巾10㎜x1㎜、僅か)
口縁にﾑｼｸｲ•微かなｶﾞｻﾂｷ•凹凸多少
桜ダミ部に3㎜の釉切凹、側面に呉須散
極小灰振•ｸｯﾂｷ•釉切•凹凸多少
