江戸ガラス紫菊形小皿
江戸ガラス紫菊形小皿

江戸ガラス紫菊形小皿

江戸ガラスの製造は1710年代に始まった、
と言われています。
(製造の始まりは今後研究によりもっと遡る可能性有)
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江戸ガラスは鉛ガラスです。
明治ガラスとの違いは鉛の含有量によって分類されています。
(江戸ガラスは明治10年代迄製造されました)
鉛の含有量が多く、指で軽く弾くと金属音が長く響きます。
いい音色です。
(実際は明治に作られた物でも鉛含有量で分類)
鉛ガラスの独特な魅力を感じて戴ければ嬉しいです。
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サントリ-美術館の“びいどろ・ぎやまん・ガラス“
瓶泥舎所蔵展の図録11Pに同手が紹介されています。
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江戸ガラスの歴史は分からない事が多いです。
オランダから輸入されたガラスを見本に、
江戸初期に長崎で製造が始まった、
という説もありますが、確証がありません。
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「和漢山才図会」(1713年)に江戸ガラスの記述があり、
長崎からの技術で大阪でも製造が始まった、
という記述があります。
江戸ガラスの歴史が早く明確になればと思います。
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今は、江戸ガラスは、
享保期1730年代前後から、明治初め迄が通説です。
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サントリ-美術館の薩摩切子を含め江戸ガラス所蔵品はすごいです
また、
神戸市立博物館の薩摩切子中心の江戸ガラス所蔵品も最高です
機会があれば是非ご覧ください。
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江戸ガラスの時代表記について
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伊万里とは少し違います。
伊万里は江戸中期を1680年~1780年前後、
と表記する事が多いです。100年もあります。
製造方法に特に大きな変化が無い為、
長くなっているとお考え下さい。
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江戸ガラスの時代表記は、少し中期を短く表記します。
(1750年代からは江戸後期)
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鉛の含有率、比重で江戸ガラスと断定します。
美術館の江戸ガラスの図録には、
比重の測り方等詳しく解説しています。
東京、サントリ-美術館の江戸ガラス展図録はお勧めです。

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